本物の音と出会う日
Overture
— まほお姉さんとオーボエとピアノの調べ —
当園では、普段から毎月、音楽に触れる時間を大切にしています。その中で培ってきた「音を楽しむ力」や「感じる力」があるからこそ、今回の生演奏の体験は、子供たちにとってより深く心に響くものとなっていました。
目の前で奏でられる”本物の音”。その瞬間、いつものお部屋の空気がふっと変わり、子供たちは一気に音の世界へと引き込まれていきます。
これまでの活動の中で、さまざまな楽器の音色に触れてきました。普段なかなか間近で見ることのない楽器ばかりだからこそ、子供たちはその音や形に強く惹きつけられます。
演奏が始まると、自然と動きが止まり、音に耳を傾ける子供たちの姿が見られます。じっと見つめる子。体を揺らしながらリズムを感じる子。思わず前に出て近づこうとする子。
一人ひとりが、それぞれの形で”音”と向き合っている様子がとても印象的でした。
Resonance
— 音に呼応して、自然と上がる小さな手 —
また、生演奏に合わせて体を動かす時間では、音の強弱やリズムの変化を感じながら、自然と体が動き出します。
ゆったりとした音にはゆっくりと、軽やかな音には弾むように。「音を聴いて動く」という体験を通して、子供たちは全身で音楽を感じ、表現していました。
Movimento
— スカーフをひらり、音にのせて踊る —
さらに今回は、活動に合わせて衣装も用意し、普段とは少し違う雰囲気の中で音楽を楽しむことができました。カッティングマシーンを使って制作した衣装を身につけることで、子供たちの気持ちも自然と高まり、より一層、音の世界に入り込む姿が見られました。
Festivo
— クリスマス、鈴の音と笑顔のハーモニー —
“本物の音”は、
子供たちの感性に
静かに、深く、語りかける。
こうした”本物の音”に触れる体験は、単に楽しいだけではなく、子供たちの感性に大きく働きかけてくれます。目を輝かせて見つめたり、思わず体を乗り出したり、音に合わせて自然と体が動き出したり。
そんな姿からも、音に対する強い興味や喜びが伝わってきます。
日々の積み重ねの中で育まれてきた力が、こうした特別な体験と重なることで、子供たちの中でさらに大きく広がっていく。そんな時間となりました。
これからも、本物の音にふれる機会を大切にしながら、子供たちの感性や表現力を育んでいきたいと思います。

