小さな命と向き合う ― かえでの樹保育園の飼育体験
かえでの樹保育園板橋本町では、金魚やめだか、かたつむりを子どもたちと一緒に育てています。
まだ言葉で細かいことを説明できない0~2歳児クラスの子どもたちですが、生き物に餌をあげる瞬間は、みんな目を輝かせて見つめています。
小さな手でパラパラと餌をまくと、金魚やめだかが水面に集まってくる―その動きに「わぁ!」と声をあげたり、かたつむりの殻をじっと見つめて「つの出た!」と喜んだり。
毎日の餌やりは、子どもたちにとって大切な発見の時間です。
子どもたちが大切に育てている金魚やめだかたち
研究から見える「小さな命との関わり」の効果 🐟
生命への関心・共感性:
幼児が身近な小動物と触れ合う体験は、「命を大切にする気持ち」「他者への思いやり」を育む契機になります。
観察力や好奇心:
魚類や小動物の飼育は、子どもの「動きや変化に気づく力」を高める効果があります。
保育実践における教育効果:
保育者が意図をもって飼育を導入することで、子どもの感性や社会性を育てます。
身近な「虫」から学べること 🐞
園では魚やかたつむりを育てていますが、子どもたちにとって身近な存在といえば「虫」も欠かせません。
散歩で見つけたダンゴムシやバッタを容器に入れて観察するだけでも、子どもたちは目を輝かせます。
昆虫は、成長の過程がわかりやすく(幼虫→さなぎ→成虫)、子どもが「変わった!」「大きくなった!」と気づきやすい生き物です。
また、寿命が短いため、時には「お別れ」を経験することもあります。これは子どもにとって衝撃的ですが、「命には始まりと終わりがある」という理解を育む大切なきっかけになります。
ご家庭でもできる小さな“命育て” 🐌
園での体験をきっかけに、ご家庭でも小さな生き物を飼ってみるのもおすすめです。
特に0~2歳児でも関わりやすいものをあげると――
- めだか: 小さな容器でも飼いやすく、毎日の観察にぴったり。
- かたつむり: 動きや殻の変化など、小さな発見が楽しめる。
- ダンゴムシ: 落ち葉や土と一緒に入れて観察でき、数日間は十分に学びがある。
- カブトムシ・クワガタ(夏季): 幼虫から成虫への変化を体験できる。
こうした体験を通じて、子どもたちは「命って不思議」「生きているってすごい」という気持ちを自然に育んでいきます。
おわりに 🌱
金魚やめだか、かたつむり、そして身近な虫たち。
園での飼育体験はもちろん、ご家庭での小さな命との出会いも、子どもにとってかけがえのない学びになります。
さらに、生き物が難しい場合でも「植物を育てる」ことは同じように“育つ喜び”を感じる体験につながります。豆苗や小さな観葉植物を毎日見守るだけでも、子どもの心は豊かに育っていきます。
毎日のちょっとした体験の積み重ねが、子どもたちの優しさや思いやりを育てる大切な種になるのです。


